創業108年。
“未経験”からの挑戦で、
現場を支える安全教育動画の内製化に成功
株式会社佐伯建設
株式会社佐伯建設は、九州を中心に展開する1917年創業の総合建設会社です。医療・教育・商業施設や住宅、公共施設など幅広く手がけ、環境に配慮した持続可能な建設にも取り組んでいます。地域に根ざした事業展開を行い、社会の発展に貢献しています。
現在Platonで全社向けの教育のeラーニング、Libraで主に安全教育動画の配信を行っています。
利用例非公開
株式会社佐伯建設 経営企画室 相良さま・下津さま、
安全品質環境本部 石井さま・佐々原さまに伺いました。
eラーニングとデジタルライブラリを使い分け
Platon・Libraの導入経緯について教えてください。
経営企画室 相良さま:
eラーニング導入以前は、社内外の講師による集合研修を中心に実施しており、毎回集合する手間と費用が発生していました。その解決策としてeラーニングツールを比較検討するなかで、Platon・Libraの導入に至りました。さらに、コロナ禍での環境が後押しとなり、動画を自社で作り、研修の内製化を進めることができました。
Platonを運用する中で、受講期間終了後も視聴できるようにしたいというニーズが発生し、数年前からLibraの本格的な運用を開始しました。
※eラーニング(学習管理)システムPlaton:https://platon.logosware.com/
※動画&ドキュメント配信システムLibra V:https://libra.logosware.com/
Platon・Libraはどのように使い分けされていますか?
経営企画室 相良さま:
Platonは期限の決まった教育を実施する際に、Libraは無期限にいつでも見られる教材やコンテンツを提供する際に利用しています。
具体的には、Platonでは社員向けのeラーニングとして、安全教育にとどまらず、情報セキュリティ教育など、社員に共通して受講してほしい研修を提供しています。
Libra Vは安全教育の動画やマニュアルをメインに、その他社内活動や社長メッセージ動画などを掲載しています。社員だけでなく、協力会社向けの安全教育にも利用しています。
当初は作業所での安全教育訓練の延長で使い始めたものの、現在はリアルに職長や職人の方々に直接教材を届けるように進化しています。
新規入場者教育を始めとした安全教育を実施
どのような安全教育動画を掲載されていますか?
安全品質環境本部 石井さま:
現場で初めて働く人向けに行う新規入場者教育や、足場など建設現場の点検、熱中症の注意喚起などの動画を掲載しています。
事故発生を防止するため、動画をみてもらうにはどうしたらよいか考えた結果、現在は現場にLibraにアクセスできるQRコードを印刷した紙を貼る運用も行っています。動画を更新したときに、すぐに紙を貼り直せるので、適宜対応できて便利です。職人さんに作業前にQRコードから動画を見てもらい、各自の安全意識を高めてもらうようにしています。
また、現場には外国人の作業員も多いため、外国語の動画も提供しています。言語はインドネシア語やフィリピノ語、ベトナム語などです。現場の皆さんからは、「母国語でみられるので理解しやすい」と好評です。
協力会社への安全教育がURLの共有で完結
導入後、どのような変化がありましたか?
経営企画室 相良さま:
特に変化があったのは、協力会社への安全教育です。Libra導入以前は、現地に行って1時間研修を行っていましたし、動画教材を作成した当初は、CD-ROMを作って配布していました。Libra導入後は、URLをメールで送付するだけで完結するようになり、工数を大幅に削減できました。
安全品質環境本部 石井さま:
紙の資料やPDFだと、どこにあるか分からなくなってしまうので、今後よりLibraに情報を集約させていきたいと考えています。現在、Libraを見れば「安全に関するコンテンツは大体見られる」という意識づけはできていると思います。「Libraを見に来たらなんとかなる」という状態・意識をさらに広げていくことが、今目指しているところです。動画に限らず、ロゴスウェアのシステムを使ってできることはなんでもしようと思っています。
動画教材を作る入り口になった
実際に利用してみて、良かった点を教えてください。
安全品質環境本部 石井さま:
実は数年前まで、「クラウド」も知らない状態でした。そこからSTORMに出会って、パワーポイントから音声合成つきの動画作成を始めました。STORMが本格的な動画編集ツールなど、さまざまなツールを勉強し使い始めるきっかけになり、動画教材作成の可能性が広がっていきました。最初のきっかけがあったからこそ、今いろいろな教材作成のチャレンジに繋がっているのだと感じています。
パワーポイントは、新規入場者教育などでルールやデータを整理して見せる場合に適しており、動画は動きを撮影したいときや実写をメインにしたいときに活用しています。このように、目的に応じてパワーポイントと動画を使い分けています。少しずつ新しい形式の教材を作成する中で、学びの提供方法の選択肢が広がりました。
Libraは専用のツール以外の色々なツールで作ったコンテンツを載せられて、社内や業者にも展開できます。空港のハブのように使えることが、Libraの一番の売りじゃないかなと思っています。
経営企画室 相良さま:
これまで見てきたサービスでは、「他社ツールで作ったものは載せられない」という制約がありました。それに対してLibra・Platonは、パワーポイント・PDF・動画を教材の素材として利用できる上、他社ツールで作ったものをそのままアップロードできるのが、とてもありがたいです。
※プレゼン型コンテンツ作成ソフトSTORM Xe:https://suite.logosware.com/storm-maker/
過去の災害事例などを本形式で掲載
動画以外ではどのようなコンテンツを作成されていますか?
安全品質環境本部 石井さま:
「過去の災害事例」を本形式でLibraにアップし、検索できるようにしています。
災害は、「予測していない」、「考えていない」ということに、一番リスクがあると思っています。そこで、工事が始まる前に、現場ごとに起こりうる災害を予測してもらうようにしています。建設業では、同じようなシーンで同じような災害が繰り返し起こる可能性が高い傾向がありますので、予想される災害の解決策をまとめておき、いつでも検索して調べられるようにしています。
一番利用頻度が高いのは、工事前に行う施工検討会です。会議に入る前にこの本を使って今回起こりうる災害と対策を確認し、会議でスムーズに話をする材料にしています。私たちだけでなく、工事担当者も事前に調べられますし、工事に入った後もいつでもアクセスできます。
現場の気づきをショート動画でシェア
お話を伺って、佐伯建設様は型にとらわれず様々な学びの形を提供されているなと感じました。今後作ってみたい教材はありますか?
安全品質環境本部 石井さま:
日頃から「何か教材に活かせるものがないか」という視点で、身近ないろいろなものを見つめています。例えばテレビのクイズでやっていた、画像が変化する問題は真似してみたいと思っています。そんな風に、なんでも真似できるものがあれば取り入れていきたいです。
また、教材とは異なりますが、「過去の災害事例」のように、「パトロール結果のまとめ」もLibraに本形式で載せて検索できるようにしていきたいです。
経営企画室 相良さま:
現場での普段のちょっとした業務の気づきをショート動画にし、Libraに入れて気軽に検索できるようにすることができないかと考えています。業務で悩んだ時にすぐに調べられて、「こういうことか」と気づける環境があることが理想の形です。特に若手技術社員同士で、動画の記録を使って“学びあう“ことができれば最高ですし、ぜひ周りの人に伝えるということを意識してもらいたいと思っています。
*本記事は2025年7月に取材した内容をもとに構成しています。
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